認知症高齢者の住環境を快適にする木製建具・家具の開発

内容

認知症高齢者の住環境を快適にする木製建具・家具の開発については、以下のとおり情報収集、デザイン開発、試作品の製作等を行った。①認知症高齢者の住環境に関する情報収集特別養護老人ホームやグループホームを訪問し、建具や家具に求められる機能や性能などについてデザイン調査を行い、認知症介護指導者からアドバイスを受けた。②狭い空間で車イスが利用可能な建具システムの開発民間経営するグループホームやリフォームの場合、車イスに対応した十分なスペースを確保することが難しい。病院設計の専門知識を持つ方からから指導を受けながら、狭い空間でも車イスが利用できる建具システムを検討した。③オリジナルドアサインのデザイン開発認知症高齢者には、分かりやすいドアの表示が必要とされる。専門家のデザイン指導を受けながらオリジナルイラストを開発した。④照明付き手すり付きフェンスの開発夜間の自力排泄に効果的な、照明と手すりを備えたフェンスを開発した。⑤開発製品の周知及び普及北見木工協同組合青年部と合同の研修会を開催して開発製品の周知を図り、公共建築や公営住宅への採用を要望する動きにつなげるとともに、認知症介護指導者からの啓発や、建築士会へのPRなどに努めた。

メンバー 木下建具
事業名 大学・公設試験研究機関共同研究委託事業共同研究開発
事業年 平成24年 (2012年)
事業期間 単年度
事業予算
参考
備考    ID:226、    区分1:市、    区分2:北見市

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