近年、北海道の農業と農業機械を取り巻く状況は年々厳しくなっており、道内の農業機械メーカーは、国内市場のみならず海外市場への販路開拓が急務となっている。
北海道で製造された農業機械に大きな改造を加えないで海外に販売するためには、耕作面積、栽培方法などの農業形態が北海道と類似していることが望ましい。このことを勘案すると、台湾は耕作面積、作物の品種、栽培方法、野菜などの食味の感性が日本と似ており、北海道の農業機械が台湾市場に参入できる可能性は大きい。このことから、本事業は、「台湾」を対象地域とし、北海道で製造されている畑・野菜作関係の農業機械を中心とした販路開拓を行なった。